2014年11月20日木曜日

便秘と腸内細菌との関係

腸内では、善玉菌と悪玉菌が常にバランスをとりあっています。

腸内細菌のバランスが善玉菌優勢であれば、腸の調子はよく、本来持っている高い免疫力を維持できている状態となります。

腸内の乳酸菌によって乳酸が生産され、腸が適度に刺激を受けて蠕動運動が活発になり排便が促されます。

便が速やかに排泄されると、有害物質の吸収がされにくくなります。

逆に、悪玉菌が多くなると腸の動きは悪くなり、有毒物を含んだ便やガスが停滞してさまざまな病気を引き起こす原因になります。

便秘になると、腸内で便が滞留する時間が長くなり、悪玉菌が出す有害物質が吸収されやすくなり、ガンや生活習慣病にかかるきっかけとなる可能性もあります。

顔に出来る吹き出物も、腸にたまった有害物質が原因になっていることがあります。

このように、「自然なお通じ」を実現させるためには、腸内細菌のバランスが重要なのです。

腸内細菌のバランスを良好に保つためには、日和見菌を善玉菌の味方にしておくことが重要です。

腸内菌の多くは「日和見菌」と呼ばれる中間菌で、腸内において悪玉菌が優勢であれば悪玉菌の味方につき、善玉菌が優勢であれば善玉菌の味方に付くからです。

自分の腸が善玉菌優勢なのか、あるいは、悪玉菌優勢なのかは、排泄される便の色、形、ニオイから判断することができます。

善玉菌優勢な便の形はバナナ状か、半練り状です。コロコロ状だと便秘状態で泥状や水様状も好ましくありません。

臭いが強烈な便は、たんぱく質が腸内の悪玉菌により分解されてできるインドール、スカトール、硫化水素等の成分によるものです。

肉好きな人は便もオナラも臭いと言われます。

肉は悪玉菌の大好物ですので、肉中心の食事を摂っていると、悪玉菌が優勢のとなり、オナラは臭くなり、便も黒ずんで臭いもきつくなります。

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